グリーン電力証書制度は、再生可能エネルギーによる電気が「電気そのものの価値」に加え、化石燃料削減やCO2排出削減等の「環境付加価値」を持っていることから、この環境付加価値を電気そのものと切り離し、証書化して取引可能な形とした民間の制度です。グリーン電力証書を購入することにより、自らが使用する電気が再生可能エネルギーにより供給されたものとみなすことが可能となります。 したがって、消費者が、小売電気事業者から電気の供給を受けるとともにグリーン電力証書をセットで購入した場合には、当該消費者は、当該証書に記載されている発電電力量相当分について、自らが使用する電気が再生可能エネルギーにより供給されたものとみなすことが可能です。なお、当該証書に記載されている発電電力量相当分については、当該小売電気事業者の電源構成とは無関係である(小売電気事業者が当該発電電力量相当分の再生可能エネルギーを実際に販売していることになるわけではない)点にはご留意下さい。
出展:経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会(2021/6/3 確認)