電力会社を変更すると、新しい電線が自宅に引かれることになるのですか。

一般送配電事業者が管理・運営する既存の送電線・配電線を経由して電気が送られてきますので、新しく自宅に電線が引かれることにはなりません。送配電線を利用する費用は、小売電気事業者が、託送料金として支払うことになります。また、最初に小売電気事業者を切り替える場合、スマートメーターが必要になるため、スマートメーターへの取替工事が原則として必要となります。その際、メーター取替のための個別の費用負担は原則発生しません。ただし、場合によってはメーター取替に伴う工事などの個別の費用負担が生じる可能性はあります。例えば、スマートメーターへの取替に限りませんが、①計器を設置するために消費者の設備の改修が必要な場合((例)配線不良や計器取付板、外壁の不良)、②消費者の都合で計器を取替・移設する場合((例)消費者が従来計器を破損させた場合の取替費用、外壁改修等で計器の取付位置を変更する場合の移設費用)等の場合は、個別の費用負担が発生する可能性があります。
出展:経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会(2021/6/3 確認)

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